銀輪の風：世界の、シクロ・リポート：BS-TBS毎週月曜23:30〜24:00放送

世界へ走りはじめた 若きサムライたち　小橋勇利 西村大輝 イタリア挑戦

今年2月アジア選手権ロードレースでワンツーフィニッシュを果たしたジュニアロード界、期待の星、小橋勇利と西村大輝。彼らは国内で数々のタイトルを獲得し、日の丸をつけ日本代表として海外のレースでも走り始めた。そんな二人は高校最後の年である今年、自らのレベルアップ、そして将来の夢を探るため、夏休みを利用してロードレースの本場ヨーロッパ、イタリアに武者修行の旅に出た。イタリアに住むプロロードレーサー宮澤崇史がこの合宿をバックアップ。自らの経験を元にヨーロッパで走るためには何が必要か、海外生活始めての二人の生活をサポート。そして地元の同世代で構成されたクラブチームに短期入団。恵まれた環境の元での練習、そしてプロへの登竜門的、ジュニア世代のレースに参戦、ヨーロッパの激しいレースを体感した。二人の夢はツールドフランスステージ優勝。走りはじめた若き才能、未来の日本ロードレース界を背負って立つ二人の挑戦の模様を伝える。

2012-2013　ＵＣＩトラックワールドカップ 第１戦 コロンビア･カリ

自転車トラック競技の2012-13年シーズンの開幕戦、トラックワールドカップ第１戦がこの10月、南米コロンビアのカリで開催された。2016年リオデジャネイロ五輪へ向けた新たな４年間のスタートともなるこの大会。次世代のヒーロー・ヒロインを目指す若手を中心に139名のトラックアスリートが３日間に亘って熱い戦いを繰り広げた。そんな中、世界と同じく若手中心のメンバー構成でこの戦いに臨んだ日本は、ここでなんと男女あわせて３つの銀メダルを獲得するという歴史的な好成績を収めた。新たな栄光に向け好スタートを切った松本ジャパン。南米コロンビア･カリにおける激闘の３日間を追った。

Born to ride　2012全日本ＢＭＸ選手権

10月下旬、BMXレースの日本チャンピオンを決める「全日本BMX選手権」が静岡県の日本サイクルスポーツセンターで開かれた。子どもからナショナルチームのトップライダーまで集う、国内最大規模にしてシーズン締めくくりの一戦。最高峰エリート男子クラスの戦いを中心に大会を振り返る。また、ロンドンオリンピックの出場権を逃し、日本にとって苦いシーズンでもあった2012年。トップライダーたちは今何を思っているのか。長迫吉拓、三瓶将廣、日本を代表する２人のライダーに思いを聞いた。

【最終回】 地域密着型チーム　４年目の日本一　未来への序章　宇都宮ブリッツェン

アジア初の世界選手権開催地、栃木県宇都宮。世界トップクラスの選手が鎬を削るジャパンカップ、ロードレースと密接な関係を築いてきた。その宇都宮を舞台に2008年10月、地域密着型プロサイクリングチーム『宇都宮ブリッツェン』が誕生。発起人は地元出身のロードレーサー廣瀬佳正。地元企業、行政の支援を受け、レース、サイクリングイベントなどを企画し、地元に密接した活動を行ってきた。そして今年彼らは、国内ロードレースのシリーズ戦、JBCF 全日本実業団 Jプロツアーでランキングで上位を独占。地域密着型チームとして初めて国内リーグを制覇した。結成４年目にして頭角を現してきた宇都宮ブリッツェン。彼らのその強さ、人気の秘密とは？そしてリーグ制覇の先に目指すものとは？日本ロードレース界に新たな旋風を起こす宇都宮ブリッツェンの活動の模様を伝える。