銀輪の風：世界の、シクロ・リポート：BS-TBS毎週月曜23:30〜24:00放送

自分の信じてきた道 競輪選手 三宅伸

デビュー19年目にして悲願のG１タイトルを手にした三宅伸、三十九歳。競輪学校で輝かしい成績を残し、大器といわれデビューを果たした三宅。しかし、そんな彼を選手生命さえ危ぶまれる大怪我が襲う。三宅は度重なる苦難に挫折することなく、むしろそれを戦う糧として、前に進み続けた。「僕は弱い人間なんで、神様が与えてくれた試練なんですよ」 苦難の先に必ず光がさす。そう信じる三宅が新たに直面した試練。その試練と戦う姿に、三宅の信じてきた道を見ることができた。

ワールドケイリンリポート　08-09Ｗ杯総集編

日本競輪学校名誉教官・滝澤正光さんによるワールドケイリンリポートの第３弾。昨年10月のマンチェスターを皮切りに世界５カ国を巡って行われた2008-2009年シーズン・トラックワールドカップ。北京オリンピックという大きな節目を過ぎたばかりの今シーズンは、次代の主役を狙う若手選手たちの恰好のアピールの場となった。そんな戦いのすべてを見届けた滝澤正光さんが注目選手の戦いぶりを中心に、今シーズンを総括、併せて３月末の最終決戦、世界選手権を展望する。

2008-2009UCI トラック･ワールドカップ 第5戦デンマーク･コペンハーゲン

今シーズン、全５戦にわたって行われたトラックワールドカップの最終戦。世界選手権開催を１カ月後に控えたこの戦いは、台頭する若手選手たちにとっては最後のアピールの場、またすでに実績を積んだ選手たちにとっては来る世界選手権に向けての最終調整の場となった。そんな各国のトップ選手達が熱戦を繰り広げる中、日本チームに訪れた歓喜の瞬間。盛一大選手が男子スクラッチで見事金メダルを獲得。日本のトラック競技、中長距離種目初の快挙を成し遂げた。盛選手の活躍を伝るとともに、３日間の熱戦に迫る。

伝説の英雄　エディ・メルクス　〜史上最強のプロロード選手〜

エディ・メルクス氏、63歳は世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスを５度も優勝しているベルギーの英雄。世界３大レースの制覇、そして世界選手権でも３度の優勝を果たすなど、その強さは桁違いであり、“史上最強のプロロード選手”と言われている。現役時代から自転車機材に強いこだわりを持っていた彼は、引退後ブリュッセル郊外に自転車工房を設立、自らの名“Eddy Merckx”を冠した自転車を作り続けている。また、現在でもレース現場にスタッフとして関わるなど自転車競技に対する情熱は少しも衰えていない。今なお、自転車を愛してやまないエディ・メルクス氏に自転車作りへのこだわりと、ロードレースに対する思い、未来への夢を聞く。

ぼくらの進む道　愛三工業レーシングチーム

ブリヂストンやシマノとともに日本のロード界をリードする名門実業団チームの一つとして知られる愛三工業レーシングチーム。別府匠、西谷泰治、盛一大ら国際舞台で活躍する選手たちを抱え、2006年からはUCIコンチネンタルチームとして、アジアツアーを主戦場に活動を続けている。彼らにとって戦うことの意義は何なのか。2009年２月、沖縄で行われた合宿を訪ね、チームとしての目標、選手達の思い、そしてたくさんのサポーターに支えられている彼らの魅力の本質に迫った。