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競輪学校は野鳥の声がいっぱい (7月6日放送分裏話-2)

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競輪学校ロケ時の裏話 Part2

日本競輪学校があるのは伊豆の山中。周りは緑に覆われ、野鳥もたくさん生息しています。
今回の取材時(6月)には、学校の敷地で、ホトトギスやヤマガラ、アオゲラなどの声が盛んに聞こえ、空にはタカの仲間も舞っていたりしました。バードウォッチングが趣味の私は、目や耳があらぬ方向に向かうことも。本当に自然が豊かな場所。
学校内には、250m、333m、400mのバンクのほか、1000m、3000mのロードのコース、300メートルほどの登坂走路などがあります。
登坂走路は、たいらな直線部が200メートルほどと傾斜角度13.6度の急坂が80メートルほど。この坂を一気に駆け上るのは、かなり過酷です。途中で力尽き倒れ込む生徒も。なにしろ、固定ギアの競輪用の自転車で数回繰り返し登るのですから。
コースの両側の茂みには、ウツギの花が咲いていたりして、自然はとてものどかなのですが、そこで行われている練習の厳しさは対照的です。そうしたギャップも表現したかったのですが難しいですね。
坂の上でカメラを構え駆け上がる生徒を撮影していた時、周りでキビタキがきれいな声でさえずっていました。日本に生息する野鳥の中で、最もさえずりの美しい鳥の一種。思わず聞き惚れてしまうような見事な声です。そのカットを使っていますから、番組の中でも注意すれば聞こえるはず。
しかし、登坂走路を駆け上がる生徒の形相は必死。もちろん、訓練に励む野鳥の声に耳を傾けるなんて余裕なんてなかったはず。
一方の私。撮影をしながらキビタキの声に耳を傾け聞き惚れてしまうってことは、集中力が足りないということでしょうか。

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