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渋滞に焦る (7月6日放送分裏話-1)

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競輪学校ロケ時の裏話 Part1

競輪学校の取材で現場に向かうときのこと。事故渋滞にはまってしまいました。
通常は、都心から伊豆修善寺の競輪学校まで車で2時間もかかりません。競輪学校の授業が始まるのは9時。1時限目に間に合うように、8時半到着を考え、6時25分に渋谷区の会社を出ました。
まず首都高に入ります。都心部へ向かう対向車線は混雑していましたが、西方向へは順調。平日、朝の早い時間帯に都心から出ていく場合、ほとんど渋滞はありません。そのはずでした。
ところが、東名高速に入ってしばらくして、横浜インター付近で事故渋滞との情報。トラックが横転して道路をふさいでいるといいます。
ロケ現場に遅刻をしてはいけない。それは、我々の仕事の基本です。
ヤバイ、と思いましたが、高速道路の上ではどうしようもありません。一般道を迂回するのはなお危険であることは、過去の経験からも明らかです。渋滞通過に20分ほどかかる、というナビの情報を信じ、渋滞最後尾に突入。
しかし、なかなか曲者の渋滞です。交通集中による渋滞の場合、速度は出ないものの車は流れます。しかし、事故渋滞は完全に動きが止まってしまうこともあります。
時間はどんどん経過。他の車は、しびれをきらして路肩走行を始めたりしました。
なんとか渋滞を切り抜けたのは、いつもなら箱根の十国峠に差し掛かる時間。途中で、競輪学校へ電話を入れ、渋滞で遅れる旨を連絡。
今は携帯電話があるため、このような遅刻の連絡も簡単にできます。しかし、20年以上昔、携帯電話のなかった時代は大変でした。高速道路に入ると、サービスエリアの公衆電話が唯一の連絡の手段。それ以外に連絡の取りようがなかったのです。
渋滞で到着が遅れるだけならいいですが、ロケ車が途中で事故を起こし、現場へ向かえなくなったこともありました。その連絡が遅れ、撮影現場で待っていた人たちから強く叱られたことも。小生はそんな経験が何度かある古い人間です。しかし、若いスタッフの中には物心付いたときから携帯電話を使い慣れていたりするため、そんな時代があったことに思いも及ばないようです。
ということで、結局50分程度のロス。競輪学校に到着したのは9時20分。すでに授業は始まっており、途中からの撮影。必ず撮らねばならない催しの取材でないからよかったですが、じゃっかん冷や汗を感じたロケでした。

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