銀輪の風:世界の、シクロ・リポート:BS-TBS毎週金曜23:30〜24:00放送
世界各国の自転車競技のレースシーン、そこに躍動するアスリートの熱い思いを伝えます
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2008 トレントMTB世界選手権 ダウンヒル女子・4X
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イタリア・トレントで行われたMTB世界選手権。6月21日に行われた、女子ダウンヒル、4クロス。ここに唯一の日本人として出場したのは、末政美緒選手。海外を転戦し、常に上位の成績を残し続けている彼女。イタリアの地に、念願の日の丸が揚がることが期待された。
9番目(全26人)スタートを切った末政選手は、男子選手にも引けを取らない4分11秒68でゴール。この時点で暫定トップにたった末政選手は、ホットシート(暫定トップ選手に用意されている席。塗り替えられた時点で入れ替わる)に座ることになる。
21番目スタートのイギリスのT.MOSELEYが転倒。昨年表彰台に上がった彼女、ゴールしたが、末政選手のタイムに及ばない。末政選手のガッツポーズが出る。
しかし、23番目スタートのF.PUGINがついに末政選手の記録を抜く。残り3にん。そのうち2人が末政選手の記録を下回れば表彰台に・・。
だが、残り3人はいずれもUCIランキング上位者・・・。他の日本人選手たちも祈りをこめてレースを見つめるものの、無残にも3人とも末政選手の記録を抜いていった。
悔しさで涙を浮かべた末政選手。レース中の小さなミスが重なったとのこと・・・。日の丸は4Xにお預けとなった。
1位 R.ATHERTON(GBR) 3:49.92
2位 S.JONNIER (FRA) 4:01.91
3位 E.RAGOT (FRA) 4:07.03
5位 末政美緒 (MS-INTENSE FACTORY-RACING) 4:11.68
右からE.RAGOT(FRA) R.ATHERTON(GBR) S.JONNIER (FRA)
ダウンヒルと同じ日、19:00スタートとなった4クロス。期待のかかった末政選手だったが、ダウンヒルに標準を合わせていただけに・・疲れを隠せない。
予選2位でセミファイナルに駒を進めたものの、最初のスタートダッシュがモノを言うハードなコース設定に、脚がついていかずあえなくセミナファイナル敗退となってしまった。
結局、5−8位決定戦でも振るわず8位となってしまった。
1位 M.BUHL (USA)
2位 J.HORAKOVA(CZE)
3位 R.LABOUNKOVA (CZE)
4位 A.BEERTEN (NED)
8位 末政美緒 (MS-INTENSE FACTORY-RACING)
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