銀輪の風:世界の、シクロ・リポート:BS-TBS毎週金曜23:30〜24:00放送

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脱・競争化社会

mocky

2007年、明けました。今年もどうぞっお願いします。しかし、暖かいですね。年が変わっても、暖冬は暖冬。各地のスキー場でも軒並み100cmをきるほどの積雪量。それでも、白銀煌めく、雪の世界へ行きたい欲求に駆られる日々が続いております。スノーボードです。何が楽しいかって、滑るはもちろん、回りたい、飛びたいのです(気持ちのみ、実際は回れない、飛べない豚)。そんな中、年末にでた取材先で、僕の気持ちに問いかける、そんな光景が・・。自転車で、飛ぶわ、回るわ。うりゃ〜〜〜〜〜。

BMXのプロとして、フラットランドやストリートなど、様々なフィールドでBMXを自在に操る根本秀幸さんの取材にいってきました。実際に、BMXのパフォーマンスを撮影するために行ったのが、鵠沼のスケートパーク。そこには、充実したパークセクションが設けられ、大小多数のランプが用意され、BMXライダーや、スケーターにとっては心躍る場所です。
景色も晴れ渡り、鵠沼海岸の波の音をBGMに(実際は、ちゃんとBGMは流れてるんですが)、実際に根本さんのパフォーマンスを拝見。そして、回るわ、飛ぶわで、口ポカ〜ン。180やら、360。うぉ〜〜〜とか言いながら、ハイタッチとかしたい所ですが、そこらへんは、身分をわきまえて・・・。
とにかく、そこで何を感じたかって言うと、皆さん楽しそうにやってるという事。当日に現場にいた他のライダーやスケーターたちがみんな楽しそうにプレイしているんです。それは、他人との競争ではなく、自らの技の習得、または技ができる事への喜び、次に何をしてやろうかという野望。
他人に勝利する事が一番とされる、今のスポーツ界。何とか相手に勝つ。勝たなければ・・・。そんな発想とは、一線隔した世界がそこにはあるのです。そして、その中で生まれるのが、フリースタイルだからこそできる、自由な発想。どういう飛び方が、どのような回り方が・・・。そこにはルールはないんです。まだまだ、世間に認められてないため、これを行うスペースがないのが現状です。その原因は、様々。場所を求めて、ストリート(道路、アスファルトの広場)で行ったりするBMXですが、やらない人にとっては、危険なスポーツとして認識されてしまっているのかもしれません。
歩行者にとっては、道路は歩く道。車にとっては、車の通る道。しかし、BMXライダーにとっては、技を行うセクションが無数に広がるフィールドになるのです。道路でBMXがプレイする事については、様々な危険と問題が発生する話なので、それは別な問題として、今回注目したいのは彼らの自由な発想です。この発想で、どれだけのことができるのか・・・、ニヤリ、みたいな・・。他人とタイマーと速さを競う、他の自転車競技とはまた違った楽しみ方があります。この楽しみ方、この発想は、ルールに縛られ、勝つことが要求される現在のスポーツ界には、必要な要素かも知れませんよ〜〜い。

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