銀輪の風:世界の、シクロ・リポート:BS-TBS毎週金曜23:30〜24:00放送

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盲導犬と自転車

yosigon

先日、静岡県富士宮市に新しくできた盲導犬育成施設「富士ハーネス」に行ってきました。行ってきた、って言ってももちろん遊びではなくお仕事。ロケです。
ここは日本初の盲導犬“総合”育成施設。「揺りかごから墓場まで」という言葉がありますが、盲導犬たちはここで生まれ、育ち、訓練を受け、盲導犬としての仕事を引退すればまた帰って来て、のんびりと余生を過ごすことができる、まさに彼らにとって故郷と呼ぶべき場所。総合を名乗るのはそういう意味で、日本で初めてというのもあり、竣工式などの各種セレモニー(これを取材したわけですが)には沢山の報道陣(ウチらも同じか)が集まりました。

ここを運営する日本盲導犬協会の理事長、井上幸彦さんはナント、あのオウム事件のときに警視総監だった人。そういえばあのお顔を当時テレビの記者会見などでしょっちゅう見ていた気がする・・・(もう11年も前だ!)。そんな井上さんも今ではこの国の盲導犬育成事業のトップとして辣腕をふるっておられるわけですが、その表情は本当に柔らかく、こういう天下りは悪くないな・・・などと微妙な感動をいたしました。

この取材は『シクロ・リポート』という5分くらいのコーナーで紹介する予定のものですが、自転車番組になぜ盲導犬?? という疑問を抱かれた方も多いはず。まあ、答えは番組を見ていただければわかるんですけど、この「制作こぼれ話」がアップされるのは放送後だと思いますので書いちゃいます。って隠すほどのことではないんですが。
この富士ハーネス、実は競輪の補助事業で建てられたものだったんですね〜。そんなわけで日本自転車振興会会長の下重暁子先生にも一言いただいてきました。ちなみに下重先生は元NHKアナウンサーであらしゃられます。女子アナの元祖、といったところでしょうか。大変よいコメントをいただきましたが、本編でもしっかり使われていますのでご注目。

ヒドい事が最後にありました。高速(中央道)の渋滞です・・・。富士ハーネス最寄の河口湖ICからしばらくは順調だったのですが、カメラマンのYさんが「談合坂でメシ行っちゃう?」の一言。まだ夕方の5時でしたが、お昼がたしか早めの11時台だったこともあり、満場一致で談合坂メシを決議。レストランで悠然とホウトウなどに舌鼓を打っていたのは今顧みれば懐かしい良い思い出です。食後のコーヒーなんかみんなして戴いちゃって、やれやれ、無邪気なものでありました。小一時間のブレイクの後、駐車場に戻ってみると驚いた、すでにパーキング出口付近がありえない状態になっている。談合坂の駐車場から中央道に戻るまで、1時間はかかったね。で、そこから八王子付近まで結局3時間以上の渋滞にはまってしまったのでした。自然渋滞ってことだったらしいけど、それって道路の設計ミスってことだよね? 金返せ道路公団! って言いたくなる今日この頃・・・ってどっかのブログみたいになってきたのでこの辺でやめますが、それにしても仕事が終わってから疲れるっていうのはどうもやるせないと思うアタシでした。(ADカライ)

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