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2010年09月04日

帰ってきました競輪界! オールスター in 福島いわき平

あぢ〜っす。いつもベトベトゴリ蔵です。そんな記録的な猛暑が続く中、世界各地で注目の大会が目白押しですね。スペインではブエルタ。カナダではマウンテンバイクの世界選手権。そして、福島のいわき平競輪場ではオールスター競輪です。そして、僕の担当はオールスター競輪です。今回は、若手急成長中の脇本雄太選手を追いかけて会場に向かったものの…正念場の準決勝が行われる本日、僕は自宅のある神奈川県にいます。ありゃりゃ…。やはり…トップスター達が集まる最高グレード・G1レースでは物語は一筋縄では進みません。

昨年末の競輪グランプリ以降、暫く競輪から離れていた僕ですが…今回久々の競輪参戦となりました。今年は、マウンテンバイクやBMX、ロード、そしてトラック世界選手権などいろいろな大会に取材に出かけてました。そこで、各競技特有の空気感というものの違いを感じてきました。そうした中…やはり競輪場は格別に異質な空気が漂います。なぜか? 一番は新聞記者さんたちの数。これはハンパないです(他のメジャースポーツはもっとすごいのでしょうが…)。久しぶりに競輪場に訪れた僕に付け入る隙を与えてくれません。あくまで選手たちの自然の表情を撮影したいということで、がっつく必要は無い、謙虚に謙虚に…と思ってると、お目当ての選手たちはすでにいなくなってしまう。こんなことはよくある話です。だから、適度にがっつかなければいけないし、適度にポジション争いが必要。もちろん平和的に。ということもあり、かなり空気感への慣れが必要で、ブランクがあるとなかなか馴染めません。そして、今回取材を進めている脇本選手は、今をときめく競輪界若手期待のホープの一人。新聞記者さんたちが黙ってるわけがありません。気がつけば囲まれている…そんな感じ。しかも結講長い…(時に、そんなことどうでもいいじゃんってことまで話が及ぶ)。そうした中、そんな記者さんたちの囲みにいつもニコニコと受け答えする脇本選手の器の大きさはなかなかのもの。さらに、その囲みが終了すると、僕が登場するわけです。それにもしっかり答える21歳。なかなかのものです。

そんな彼がレース前にインタビューで言ってくれた言葉が印象的でした。「今一番必要なのは勇気です」。デビューから3年。急成長を遂げている彼がさらにレベルアップをはかるために必要なもの、それが「勇気」だと言いました。そしてその言葉通り、一回戦で彼は「勇気」をもって先行勝負をしかけ、見事、砕け散りました。結果は6着。初戦敗退となってしまいました。しかし、その積極果敢な「先行」からは、彼の気持ちがしっかりと伝わって、器のデカさを改めて感じさせてもらったというわけです。

しかし、勝負は勝負。負ければそこで終了。6日間滞在予定だった僕の取材も終了です。彼の戦いを見届け、寂しく、競輪場をあとにしました。本日(9月4日)はオールスター準決勝。まだ脇本くんのライバル・深谷知広選手が残っています。若干20歳。ここでG1優勝したら、低迷続きの競輪界も盛り上がるかな…? 自宅のパソコンで見るとするか。

そして、明日(9月5日)はカナダの世界選手権、クロスカントリーですよ。山本幸平選手、松本駿選手、そして武井きょうすけ選手が出場。女子では片山梨絵選手。それぞれが、熱い熱〜い想いをもって戦いに臨んでいます。なんとか健闘して欲しいものです。あ、もちろんオールスター決勝も忘れてはなりませんよ!

ゴリ蔵

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