シクロチャンネル-スタッフブログ- CYCLOCHANNEL Staff Blog

2010年08月12日

バンブーバイクを追って京都。

東京から鹿児島まで竹の自転車で旅する男性Ｍ氏を追いかけ、ついに入洛を果たした我々スタッフ一同は、一路「バンブーバイク」の元へ。不案内な京の都で完全にお上りさん状態に陥った我々であったが、強力な助っ人「カーナビゲーションシステム」の活躍で、どうにか合流地点である長岡京へと辿り着いた…

文明の利器さまさまである。科学は人々の生活のみならず、心も豊かにさせる。仮にこれが無ければ、何度も道を間違え、時間にも間に合わず、ストレスは貯まる一方だったろう。心も荒みきってしまうというもの。だが反面、頼り切ってしまえば、思考能力や判断力を鈍らせる原因にもなりかねない。気を引き締めて事にあたるべきだろう。

閑話休題。
これまでも各地で出会った人々から多くを吸収してきたバンブーライダー氏。この地でも先達と会話を持ち、また多くの事を学んだようだ。時には厳しい言葉を突きつけられもしたが、氏の瞳から光が失せる事は無かった。

そんなこんなで、前回はKOZAKIさんに丸投げしてしまいましたが、今度はしっかりお役目を果たそうと思います。だがしかし、京都の中心地をグルグル回ってお疲れモード。夏休みも手伝って人は多いし車も多い。移動がホントに大変です。自転車は小回りが利く分、格段に有利。自転車っていいな。今回ほど、達急動が使えたら、と願った事は有りません。次から次へと竹細工店や会社に足を運んで活動について語り、協力を呼びかけるライダーＭ氏。その速度たるやサンダーバキュームボールの如し。まるで追いつけませんでした。こちらもレインボースパークボールで対抗すれば、イーブンに持ち込めたかもしれないと考えると、自らの力不足が悔やまれます。なんて20年も前のアニメに出てくる必殺技を引き合いに出したところで誰もわかりませんよね。失礼致しました。ついついやってしまうんですよ。いや、悪い癖です。

そして突然の大雨キタコレ。ボクの行く先では雨雲は避けてくれていると、半ば本気で信じていたのに、裏切られた気分です。そりゃ確かに普段なら、夏の薄着に突然の雨とくれば、いやがうえにも期待は膨らみますよ。真っ白なシャツから透けて見える下着のライン。ピタリと張り付いて露になる体のライン。でも、撮影中となれば話は別。実はカメラって濡れない方が良いらしいんですよ。知ってました？　もっとも、雨だからこそ良い、という時も有るでしょう。有るでしょうとも。突っ立ているだけでもどこか哀愁漂うアンニュイな昼下がりを雨が彩ってくれたりね。「アンニュイ」って使ってみたかっただけですけど。

そんな感じで、雨にもめげず京都を走りきったＭ氏。本来の予定では、この後山陰地方へ向かう事になっていた様なのですが、迫り来る台風を考慮して変更。代わりに瀬戸内側を通るルートです（イメージは文明の利器カーナビの音声）。どんな渦潮が待ち受けているのか、本当に楽しみです。はてさて、次は何処へ足を運ぼうかな。そろそろ変更後のスケジュールも発表される事でしょう。

さて、それでは旅の行方にも期待を膨らませつつ、ボクも予定を練るとしましょうか。
OZAKI

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