銀輪の風:世界の、シクロ・リポート:BS-TBS毎週月曜23:30〜24:00放送

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あぢぃー

スタッフ

8月11・12日に行われた「'07 UCIパンパシフィックBMXチャンピオンシップ」の取材に行ってきました。
前日の深夜1時に、僕を含めたスタッフ3人で会社を出発。高速をとばすこと4時間、今大会の会場、新潟県の上越市にある金谷山公園BMXトラックに到着しました。天気はこれ以上に無いほどの晴れ。車から降りたとたん、まだ早朝5時にもかかわらず太陽の光がプスプスと肌に突き刺さってきました。
この日、上越の最高気温は34.4度。
近年、夏をインドアばかりで過ごしていた僕の白っちい腕に「大変なことになりそうだぁ…」と、着いた早々に不安に…
しかし、そんなことで不安がってばかりもいられず、まずはコンビニで朝食を購入。食べ終わったら競技開始の時間まで車中で仮眠。ロングドライブで失った体力を回復します!

さて、そんなこんなで大会が始まりました。
いやー暑い! 覚悟していましたが…やっぱり暑すぎる! 先程よりも、さらに強さを増した日差しと、上がった気温。
外国人選手を筆頭に上半身裸で過ごす男性多数。出店のかき氷を食べながらうろつく子供達。麦藁帽子をかぶって、汗だくで働いているスタッフの皆さん。みんみんみんみんみんみんみん、鳴く蝉。
「いや〜夏だなー!!」 と、強すぎる日差しに挫けそうだった僕を、炎天下であるが故の開放的な雰囲気が、逆に開き直らせてくれました。
新人の僕は、今回が初めてのBMXのロケ。今まで見てきた競輪やトラック競技とは、当たり前ですが随分と様子が違いました。
会場にはカッコイイ音楽が流されていて、実況者の口調も実に軽快。その実況の選手紹介の合間に「イエー!」だの「フゥー!」だの言う合いの手が入るのですが(これは合いの手係の人がいるのだそうです)、妙にテンションの上がっている僕は、一緒に「イエー!」だの「フゥー!」だの「オーケェ〜!」だの、今にも叫びだしそうな気分でした。
なんといいますか、盛り上がっていこう! という感じが会場にいる全ての人から感じられて、皆でBMXの楽しさを共有しようという一体感が、なんとも心地良かったです。

先輩に大会進行の次第などを教えてもらい、注目する選手をチェックしていざ撮影に。レースは生で見ると、とてもダイナミックで迫力があります。激しく転倒する場面も少なくありません。
しかし、僕らは立ってるだけでもクラクラしているのに、選手の皆さんは、メット被ってあんなに激しく動いて大丈夫なんだろうか? と、いらぬ心配をしてしまう僕。そんな事を考えているうちにもダラダラ流れる汗。次から次に買ってくるペットボトルが直ぐに空き、飲むと同時に同じ量の汗が全身から吹き出ました。この日、僕ら3人で飲んだ500mlペットボトルの本数は、なんと20を超えましたが、トイレには1回しか行きませんでした。 

えー、レースの結果ですが、各クラスの日本人選手最高位は、ジュニアクラスは古性優作選手の3位。エリート女子は三輪郁佳選手の2位。エリート男子では坂本章史選手が6位に入りました。
残念ながら上位に外国人選手の名前が目立つ結果となってしまいました。
2008年の北京オリンピックから正式種目となるBMX。オリンピックの舞台で日本人選手の活躍が見てみたいですね。がんばってください!

死ぬほど暑かったけれど、是非またBMXロケには行きたいなぁと思った、そんなロケでした。

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