銀輪の風:世界の、シクロ・リポート:BS-TBS毎週金曜23:30〜24:00放送

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インターハイ取材 (8月30日放送分裏話)

yosigon

 インターハイを取材した「銀輪の風」は、8月30日(日)、衆議員選挙の日の午後2時から放送です。時間帯が異なっているので、ご注意お願いします。

 今年のインターハイの自転車競技は、8月1日から3日まではトラック競技で、奈良競輪場を会場に、4日はロードレースで、三重県の鈴鹿サーキットを会場に行われました。
 多くの感動的なシーンがありました。
 8月1日は、午前のスクラッチ予選のスタート直後に突然の豪雨。しかしレースは続けられ、選手たちは懸命に走りぬきました。その姿もカメラはとらえていたのですが本編の編集ではカットしてしまいました。残念。
 2日以降は天気に恵まれましたが、暑さは厳しく、取材スタッフはペットボトルの飲料を何本も補給しながらの撮影。
 選手たちも汗にまみれての熱戦。落車してレースを断念し涙を流す選手。一位でゴールし、満面の笑みでガッツポーズをする選手。選手に叱咤激励する監督の大きな声。この監督の声でひときわ大きかったのが、奈良県立榛生昇陽高校の徳地先生です。

30日放送の「インターハイ 連覇に向かって 榛生昇陽高校自転車競技部」は監督と選手の強いきずな、自転車競技にかける熱い思いなどを取材しました。時には怖く、時には涙を流して選手と感激をともにする先生。その熱血監督に、取材スタッフもつい引き寄せられてしまいました。それが、この高校の自転車競技部活躍の源になっているような気がします。
徳地先生はこうおっしゃっていました。
「1位を狙わない限り、2位、3位はないんです。優勝を狙うレースをやらない限り、2位も3位も転がってこない。入賞を狙うと入賞すらできない。たとえば、何とか全国で入賞したいと思って練習してたら、それなりの練習しかしてないんですよね。1位になるための練習量と質を持ってやれば、2位3位は当たり前に転がってくる。それは僕が自転車の指導を始めてからの痛い経験が今に生きているんですよね」
1位になるためにがんばる。口で言うのはやさしいですが、その練習となると決して生易しいものではありません。
また先生はこうもおっしゃっていました。
「ほんとに素直な子に巡り合ってるなと、僕は思います。ほんとに生徒に巡り合えてよかったというときですよね、今。あんなに頑張れる子たちが、僕の周りにいてくれるから、だから、ほんとにあの子らの頑張りようというのは、年に数回はほめますよ。頑張ってるとか、よかったとか、ほめますけど、しょっちゅうは言わないですけど、ほんとによう頑張ってますよね。遊びたい時期なのに、遊ぶこともせず。だから、何とかしてやりたいですよね。何とかいい結果出してやりたいと思うし、これが僕にできるんやったらぜんぜん、時間も労力も惜しまないです。教師としてそれができる環境に僕があるということに感謝したいですよね」
こうした熱血先生に巡り合った生徒たちも、よかったというべきなんでしょうね。

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