銀輪の風：世界の、シクロ・リポート：BS-TBS毎週月曜23:30〜24:00放送

2007 ＢＭＸ世界選手権 カナダ

北京オリンピックの前哨戦ともなる今年のＢＭＸ世界選手権が、カナダ･ビクトリアで開催された。これまでにない高難度のバンクで繰り広げられた弾丸スピードとスーパーテクニカルな技の数々。ＢＭＸ日本ナショナルチームの宮城 力コーチを解説に招き、この競技の魅力に迫った。たったひとつのアルカンシェルを目指し、トップアスリート達がみせた真夏の熱き戦いの模様をたっぷりと紹介する。

【シクロ・リポート】
「スター選手育成セミナー」
“スターの出現が、その競技発展の一番の近道である”
日本競輪選手会は、世界で活躍できるスター選手を育成するため、昨年デビューを果たした91期の中から、特に有望と目される選手数名を集めた。ハードなトレーニングを支えているのは、選手たちの向上心と使命感。自転車界の明日を担う、スター候補生たちの合宿に密着した。

【がんばれ！ 自転車ニッポン】
「飯島　誠 （ロード・トラック中長距離）」
北京五輪まで一年余り。自転車ニッポンの活躍を期待して、トラック、ＭＴＢ、ロード、ＢＭＸの各競技の代表候補選手を一人ずつ紹介します。

【SCENE　1/500 sec. "Moment of Glory"】
「Marco Pantani」
フォト･ジャーナリスト 砂田弓弦が捉えた、1/500秒の感動と興奮。

■マルコ・パンターニ（イタリア）
プロフィール
'90年に活躍したヒルクライマー。登りの速さは驚異的で、人気が沸騰した。しかも幾度となくケガやトラブルに見舞われたが、そのたびに復活してファンを惹きつけた。しかし最後は薬物中毒で不慮の死を遂げる。

※番組写真と併せてお楽しみください
１．( Giro d'Italia 1994 )世界屈指の難所として知られるモルティローロを行くパンターニ。　
２．( Giro d'Italia 1994 )前日に続いてジロの山岳ステージを制し、その名前が世界に知られることになった。　
３．( Tour de France 1997 )ツールの名所ラルプ・デュエズを'95年に続いて制した。'95年の登坂記録36分50秒はいまだに破られていない。
４．( Giro d'Italia 1998 )アルペ・ディ・パンペアーゴでのトンコフとの死闘。その壮絶な戦いはジロの伝説となった。
５．( Tour de France 1998 )雨の中のレ・デュザルプ。ウルリッヒが遅れる中、パンターニは区間優勝し、ここで着たマイヨ・ジョーヌを最後まで守り通す。　
６．( Giro d'Italia 1999 )チェーンが外れて遅れたあと、前を行く選手をごぼう抜きにして区間優勝したオローパのステージ。ここでもパンターニ神話が生まれた。
７．( Tour de France 2000 )ツールの名所、モン・ヴァントゥでアームストロングとデッドヒートを展開し、区間優勝を遂げる。しかしアームストロングが「勝利を譲った」とコメントし、パンターニが激怒。以降、お互いの仲は冷え切った。　
８．( Giro d'Italia 2001 )2000年に入るとパンターニの力は衰えたが、人気は相変わらず凄まじく、沿道はパンターニ一色だった。